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セネカの名言一覧
まだ感じやすきうちに心を訓練するは容易なり。
もっとも厄介な奴隷状態とは、自分自身の奴隷であることだ。
成功のおかげで、いくつかの罪は一見公正に見えてくる。
大事な時間を雑事で浪費するな。
「幸福を必要としないこと、それがおまえたちの幸福だ」と、神は言った。
万人を信じるのと万人を信じないのとは、間違いの大きさにおいて同じである。
恩恵を施した者は黙っているのがよい。恩恵を受けた者は語るのがよい。
誰かに起こりうることは、誰にでも起こりうることである。
生きることは生涯をかけて学ぶべきことである。そして、おそらくそれ以上に不思議に思われるであろうが、生涯をかけて学ぶべきは死ぬことである。
誰も永遠に仮面を被り続けることはできない。偽装はやがて自分の天性へと帰る。
アリストテレスも自然を相手取って、賢者には決してふさわしくない告訴を行っている。寿命という点では、自然は動物たちに人間の五倍も十倍も長い一生を引き出せるように許しておきながら、数多くの偉大な仕事のために生まれた人間には、はるかに短い期間しか存続しない。
険しい道こそが、偉大なる高さに結びつくのである。
運は我々から富を奪うことはできても、勇気を奪うことはできない。
ぐずぐずしている間に、人生は一気に過ぎ去っていく。
過去を忘れ、現在をおろそかにし、未来を恐れる者の生涯は短く、悩み事が多い。
男は自己の感じているほどの年であり、女は見かけほどの年なり。
もし君が自分のために生きようと望むならば、他人のために生きねばなりません。
毎日をまったく違う人生と見なすべきだ。
汝を称讃する人々の価値に重さをおくべきなり。悪から称讃されざることこそまことの価値なり。
希望を持たぬ者は、絶望することもない。
私たちは自分のものを他と比べることなく楽しみたい。他人がより幸福であるということに苦しめられるならば、人は決して幸福ではありえない。
粗暴は弱さの一つのしるしである。
肉体のために生きるのではなく、肉体なしには生きられないように振る舞うべきである。
富を最も必要とせぬ者が、それを最も享受す。
すべての残忍性は臆病から生まれる。
我々は眼の中に他人の欠点を、背中に自分の欠点を持つ。
困難は精神を鍛え、労働は身体を鍛える。
時間が足りないのではない。時間をみすみす浪費しているから、そう思うに過ぎない。
あなたが生きていればいるほど、どうやって生きていくのか、学び続けるんだよ。
すべてのことを自分の意のままにしたいなら、まずあなた自身の理性を意のままにできるようにすることだ。
憤怒より自分を抑えるには、他人の怒れるときに静かにそれを観察することである。
人生はつねに幸福でない、善き人生のみが幸福なのだ。
すべての芸術は自然の模倣である。
私たちは常に命の短さを嘆きながら、あたかも命がいつまでも続くかのように振舞う。
精神的活動なき余暇は一種の死であり、生きながら埋葬されるのと同じことだ。
大切なことは、何に耐えたかということではなく、いかに耐えたかということである。
いかなる事も、友に相談すべし。とりわけ、自分自身に関する事は。自己愛は判断を狂わすゆえ、友の助言は有益である。
他人にあなたの秘密を守らせようとするなら、まずあなた自身があなたの秘密を守れ。
不幸な人の共通の過ちは、わが身に幸せが訪れることを、決して信じたがらないことである。
人は教えることによって、もっともよく学ぶ。
運命は、志あるものを導き、志なきものをひきずってゆく。
恩知らずの欲望ほど大きな悪を持っている欲望はありません。
真の幸福は現在を楽しむことだ。
いかに長く生きたかではなく、いかに良く生きたかが問題である。
高い年齢に達した老人が、長い間生きてきたことを証明する証拠として、年の功以外には何も持っていない例がよくある。
ごくわずかな人を除いて他の人々は、人生の用意がなされた途端に人生に見放されてしまうというのである。
君が長生きするかどうかは、運命にかかっている。だが、充実して生きるかどうかは、君の魂にかかっている。
我々は短い時間を持っているのではなく、実は多くを浪費しているのである。人生は十分に長く、その全体が有効に費やされるならば、もっとも偉大なことをも完成できるほど豊富に与えられている。けれども放蕩や怠惰に浪費してしまったり、どんな善いことのためにも使われないならば結局最後になって否応なしに気づかされることは、今まで消え去っているとは思わなかった人生がもはやすでに過ぎ去っていることである。
過ちをおかすことが悪いのではない。悪いのはその過ちのために、ひまわりのごとく、どんな暗い所にいても絶えず太陽の方へ伸びてゆく、柔軟にして強靭な心を失うことだ。
人間にとって真の最大の敵は、自分の胸の中に居る。
多くの人が自分より先行しているのを見たなら、多くの人が自分より遅れているかを考えなさい。
未来を気づかう心は悲惨なり。
富に耐えることができないというのは弱い精神の兆候である。
人がいるところには必ず、親切を施す機会がある。
およそ惨めなものは、将来のことを不安に思って、不幸にならない前に不幸になっている心です。
神に見られているかのように人間の中で暮らし、人間が聞いているかのように神に話しかけよ。
治そうと思う者は、もう半ば治っている。
貧しい者とは、ほとんど何も持っていない人間のことではなく、もっと多くを渇望する人間のことを言う。
節約は不必要な費用を回避する科学であり、慎重に私たちの財産を管理する技術である。
およそ惨めなものは、先のことを不安に思って不幸にはならないのに、不幸になっている心です。
生きている限り（一生）、生き方を学び続けなさい。
セネカ
ルキウス・アンナエウス・セネカ（ラテン語: Lucius Annaeus Seneca、紀元前1年頃 - 65年 4月）は、ユリウス・クラウディウス朝時代（紀元前27年 - 紀元後68年）のローマ帝国の政治家、哲学者、詩人。 ルキウス・アンナエウス・セネカ (プラド美術館) 父親の大セネカ（マルクス・アンナエウス・セネカ）と区別するため小セネカ(Seneca minor)とも呼ばれる。第5代ローマ皇帝ネロの幼少期の家庭教師としても知られ、また治世初期にはブレーンとして支えた。ストア派哲学者としても著名で、多くの悲劇・著作を記し、ラテン文学の白銀期を代表する人物と位置付けられる。
引用：Wikipedia