ユーザーにはプロトコルや略語を覚える気はないから、そうしたものは隠してしまわなければならない。ソフトをインストールすること自体、意識させないようにしなければならない。ユーザーにはインターネットの散歩を楽しんでもらえればいいのであって、その裏で行われているコードの確認作業を意識させてはならないビル・ゲイツ
いまは楽しいから仕事をしている。そういう意味では、私のビジネスのやり方は、クイズに挑戦するのとあまり変わらないかもしれない。だからといって、遊び半分のいい加減な気持ちでビジネスをやっているわけじゃない。でも、創造的なやり方で立ち向かえば、人生はずっと楽しくなるビル・ゲイツ
TRW社で出会ったノートンという人のイメージはいつも頭にある。最高の仕事をしないと、彼はいつもそれを指摘した。だから、自分が雑な仕事をしたり手間を惜しんだりしていると、彼がいまにもやってきて、私のプログラムを見えて、『ほら、こうすればもっといいだろ』って言うような気がするんだ(ハイスクール時代、米国北西部の送電線網を管理していたTRW社での仕事を振り返り。ノートン氏はTRW社のプログラマ)ビル・ゲイツ
1日の時間が足りないので、一度にふたつのことをやってみたくなる。いまはエアロバイクで運動しながら新聞を読むという芸を極めているところだ。マルチタスク(複数のことを同時に行うこと)としては、非常に実用的だと思うよビル・ゲイツ
ゴールドラッシュは猛烈な投資を引き起こすことが多い。そのうちの一部は成功するが、熱狂が終わって振り返った時、失敗に終わった企業の山を見て、首をかしげることになるだろう。『いったい誰がこんな企業を設立したのだろう』『何を考えていたんだ』『熱狂だけでここまで馬鹿なことをしたのだろうか』とビル・ゲイツ
大学時代は本当に楽しかった。いろんな意味で中退したことを後悔している。中退したのは、初のマイクロコンピュータ用ソフトウェア会社をつくりたいという夢があったからだ。卒業まで待てなかったんだ(ハーバード大学を中退したことについて)ビル・ゲイツ
ポールが私をゴミ箱の上に持ち上げて、私がコーヒーかすで汚れたプログラマーたちのメモを拾ってくる。それを見てシステムを勉強したものだ(ハイスクール時代、DEC(ディジタル・イクイップメント・コーポレーション)でデバッグ(プログラムのバグ取り)のアルバイトをしたときを振り返って)ビル・ゲイツ
少なくともニュース週刊誌を一冊は、隅から隅まで目を通すようにしている。それで興味の幅が広がるからだ。自分の興味があることだけ、たとえば科学のページやビジネスのページしか読まなかったら、その雑誌を読む前の自分と少しも変わらないことになってしまう。だから、全部に目を通すんだビル・ゲイツ
私は年に数回、『Think Week(考える週)』を設けている。その間は本を読んだり、同僚が時代に取り残されないようにと選んでくれた資料に目を通したりして過ごす。資料はコンピュータ科学の最前線の話題を扱った博士論文が多いビル・ゲイツ
ビジネスの学位は必ずしも必要ではない。私が大学でビジネスを勉強する時間を2年間与えられたとしよう。しかしその2年間で、マイクロソフトで学んだ以上のものを学べるとは思えない。私の本棚に、ビジネス書なんてあったかな。おやおや、ないじゃないか。いままで必要なかったってことだよビル・ゲイツ
我々は上手くいっていることを話題にして時間を無駄にしたりしない。そういう無駄は、我が社の社風が認めない。ミーティングはいつもこういう具合に進んでいく。『確かに、カテゴリーのうちの7つは上手くいった。だが、8番目はどうなんだ』とビル・ゲイツ
何もかもが魅力的に見えた。そのひとつを選んでしまったら、他のすべてを諦めなければならない。もし法律事務所に入ってパートナーに嫌われたら困るな、なんてことも考えた。嫌われて厄介な仕事を押し付けられたり、それこそ厄介なことになるってね。部屋にこもって哲学問題に悩むウツっぽい顔でふさぎこんで、これから何をやって生きていくかを考えていた(大学時代、将来の進路に悩んだ当時)ビル・ゲイツ
いまは少しばかりの失敗をする余裕はあるし、新しいことをどんどん試すことを求められている。将来には様々な可能性が開けていて、株主は売上と利益が成長し続けることを期待している。だから、大きな限界に挑戦しなければならない。我々にはその能力があるし、そうすることを期待されている。それに、我々は大きな挑戦が好きなのだビル・ゲイツ
『知識は力なり』というふるい諺があるが、これはときとして人に知識を独占する気持ちにさせる。知識を独占することで自分が欠かせない存在になると信じるからである。力は知識を隠しておくことからではなく、分かち合うことから生まれる。会社の価値観や報奨のシステムもこの考えを反映すべきであるビル・ゲイツ
自分で本を一冊書いてみて、本を書く人々に対する尊敬の念が高まった。ノンフィクションを書くには、その問題を秩序立ててしっかり考え抜かなければならない。考えの整理を迫られるのだ。すると、いままでは見えなかった穴や矛盾が見えてきて、より深く考えなければならなくなる。(『ビル・ゲイツ未来を語る』を執筆したときを振り返っての発言)ビル・ゲイツ
毎日毎日『勝ちたい』という気持ちで出社しなければならない。切羽詰まったときにこそ、最高の能力を発揮できる(『良い仕事をするにはどうすればいいのか』『出世するにはどうすればいいのか』と質問された時の答え)ビル・ゲイツ
私は模範を示さなければならない。エコノミーを利用すれば旅費は少なくて済む。ファーストクラスでも、飛んでいる時間は変わらない。それに、私はエコノミーの席に収まらないような体型じゃない。ものすごく太っていたり、背が高ければまた考えも変わるかもしれないがビル・ゲイツ
私は過去を後悔するような無駄なことはしない。私は決断をした。そして、その決断を全うする最善の方法は、ひとたび決断したら決してぐらつかないことだ。もしかしたら偉い医者になっていたかもしれないのにとか、すごいテニスプレーヤーになれたかもとか、あるいはプレイボーイ、あるいはポーカーの名手になれたかも、などと考えてはならない。自分が決めたことを上手くやり遂げるには、覚悟を決めて、自分の仕事に前向きにならなければならないビル・ゲイツ
我々次第で会社がつぶれる可能性さえあるということを、常に念頭に置きながら毎日会社に来ている。常に気を引き締めて、重要な変化をもたらす革新的な研究に長期的な投資をしなければならないと考えているビル・ゲイツ
世の中は、最大級の出来事に満ち溢れている。私はしょっちゅうそんなことにぶつかっている。まったく信じられないくらいだよ。過去の出来事の凄さはすぐ忘れるものだから、私は聞いたこともないようなバカな話にぶつかっているわけだ。だから人生は面白い。ひとつの頂点を極めても、頂点はまだまだいくつもあることがわかっているからねビル・ゲイツ
ウォーレンは、もし何千年も前に生まれていたら、猛獣の餌になっているのがオチだと言う。だが彼は、株式市場があり、彼の市場に対する優れた理解が報われる時代に生まれた(投資家ウォーレン・バフェットについて)ビル・ゲイツ
10代のころ、ポール・アレン(マイクロソフト共同創業者)は、コンピュータのハードウェアについていろいろ教えてくれた。マイクロプロセッサーの可能性を信じ、それに賭けてみることも。若いうちに夢中になれることを発見できた私はとても運が良かった。いまでも、その魅力は輝きを失っていない。きっかけを与え、励ましてくれた両親がいたことも、やはり運が良かったと思うビル・ゲイツ
知的資産を主力商品としている会社の例にもれず、我が社も最高の人材を探し出し、引き留めておくことに骨を折らなければならない。昔から大学や先見の明のある企業は、最高の人材を集め、引き留めておくために、定期的に長期休暇を設ける必要があることを理解していた。その制度の下で、ハードワークに疲れた人は息抜きに旅行したり、地域活動に参加したりと、自由に使うことができる(マイクロソフトで長期休暇制度を導入した理由)ビル・ゲイツ
良い結果に報酬を与えるということは、裏を返せば、貢献の少ない従業員には厳しい目を光らせる、それも効果がなければ配置替えを考えるということだ。従業員には、仲間との連帯を重視し、自分の役割を果たしていない人間には何らかの措置がとられることを理解してもらわなければならないビル・ゲイツ
人から、誰よりも頭のいい友達がいるからぜひ会ってみろと言われると、警戒心がむくむくと頭をもたげてくる。人は往々にして、自分が直接会った人や出来事は特別だと思い込んでしまう。これは人間の性質だ。人は誰でも、最高の人と知り合い最高の出来事を知りたいと思っている。だから、自分が知り得た人や物のメリットを過大評価してしまうのだビル・ゲイツ
研究所に関していえば、『今後3年のうちに、彼らは次にあげる10の発明を行います』などと記者会見で発表するようなことはしたくない。研究所の素晴らしいところは、偉大な頭脳を集めて、デッドライン(締め切り)を気にせずに仕事に打ち込めることだビル・ゲイツ
たとえばミーティングがあるときには、話すことをきちんと考えていく。世間話はほとんどしない。とくに気心の知れた仲間とのミーティングではね。どこの清算が遅れていてどの経費が高すぎるとかを話し合って、話が終わればそれで終わりにする。1日24時間では処理しきれないほど難問があるのだから、無駄にしている暇はないビル・ゲイツ
私はその手の質問に対してはいつも、今後10年はいまと同じ役割を果たすつもりだと答えている。10年程度先までのことしかわからないのでね(マイクロソフトの経営にいつまで関わるつもりかと聞かれて)ビル・ゲイツ
人間はまじめに生きている限り、必ず不幸や苦しみが降りかかってくるものである。しかし、それを自分の運命として受け止め、辛抱強く我慢し、さらに積極的に力強くその運命と戦えば、いつかは必ず勝利するものである。ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン