人を導くあなたへ。上司・先生・指導者が知るべき名言!

人を導くあなたへ。上司・先生・指導者が知るべき名言!

上からの圧力、下からのプレッシャー。人をまとめ、導くあなたの苦労は、先人たちも同じでした。人類の叡智たる彼らの言葉をご紹介します。
きっと、明日のあなたの活力になるはずです!

01.

優れた人間は、どんなに不幸で苦しい境遇でも、黙って耐え忍ぶ。ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン

偉大な音楽家、ベートーヴェンの人生には大きな障害がありました。

徐々に難聴が進行し、40歳を迎えるころには全ろうとなってしまいました。

音楽家として致命的な障害。しかし彼は諦めませんでした。

彼はその後も、精力的に活動を続け、歴史的な名作を残しました。

そんな彼の功績を見れば、この言葉の重みがより一層感じられます。

自身の不幸を嘆くことなく、自暴自棄になることなく、ただ耐え忍び活動を続けました。

そんなベートーヴェンが歴史に残るのは当然のことだと思います。

人生はどんな状況でも諦めてはいけない。そんな真理を教えてくれる言葉です。

02.

一瞬の成功は、長い準備期間から。冒険に必要なのは忍耐であって、勇気ではない。三浦雄一郎

2013年5月23日、80歳で3度目のエベレスト登頂に成功した三浦雄一郎。

アスリートとしてずっと第一線で活躍してきたイメージがありますが実は、65歳の時にメタボになってしまったことがあります。

身長164センチなのに体重88キロ、体脂肪率40を超えるまで肥えてしまい、そこから改めて目標を持ち、80歳での偉業に繋がりました。

しっかりとした準備があれば、あなたが何歳であっても目標を持つには遅すぎる事はありません。

そして勇気が必要と思われる冒険家であっても、準備は非常に重要な要因です。

この言葉を、冒険家の言葉とは捉えずに、私たち日常生活に普遍的に通用する真理だと理解しましょう。

03.

新しい発想を得ようと思うなら、まず誰かに話を聞け。本田宗一郎

天才や開拓者と呼ばれる人たちは、自分の力で偉大な発明をしたり、苦難を打開してきたイメージがあります。

そんなイメージを真っ向から否定するような、本田のこの言葉。

天才であったとしても、ゼロから物事を作り出すことはできません。

この世の中にあるものはすべて既存の発明の組み合わせでしかありません。

そう考えれば、優れた発明家、事業化と言うのは既存の物の組み合わせが上手い人といえます。

まさに本田宗一郎がそうしたように私たちも新しいアイディアに出会いたかったら話を聞くことを積極的に行いたいですね。

04.

この宇宙には、ただ一カ所だけ修繕のきくところがある。それはあなた自身である。オルダス・ハクスリー

皮肉とユーモアが利いた言葉ですね。

私たちがコントロールできるのは、自分自身でしかありません。

世界は私たちよりも強大で、私たちの力が及ばないところにあります。

不可能なことにチャレンジしてもそれは時間の無駄です。そんなことをしていると、『自分』という、唯一変えられるものを変革する時間と労力を無駄にしてしまいます。

自分が変えることができるのは自分だけだ。という事実を認識し、自分にフォーカスしましょう。

05.

あなたを傷つける人に出会ったら、忍耐や寛容を学ぶチャンスだと思いなさい。ダライ・ラマ14世

仏教ではカルマの法則を提唱します。

簡単に説明するならば、人に良いことをすれば人から良いことをされるし、人に悪いことをすれば人から悪いことをされるということです。

この世の中で起こる現象は、すべて原因があり、その結果として私たちは良い事や悪い事を受けなければならないと考えます。

あなたを傷つける人に出会ったとしたら、仏教的解釈で言うならば、あなたが過去に誰か他人を傷つけたことの結果が返ってきたと考えるのです。

問題はその後です。あなたを傷つける人に出会った時に、あなたはどんな行動するでしょうか?

その答えの1つが、このダライ・ラマ14世の言葉です。

あなたの忍耐と寛容を持って、傷つけてくる相手に接することができれば、カルマはで終わります。

そしてあなたは精神的に強くなることができます。

もし強くなったらあなたが、あなたを傷つけてくれる人に対して愛と優しさを持って接することができれば、それは新たな良いカルマを積むことになるのであなたは幸せになります。

カルマの法則を端的に表した、このダライ・ラマ14世の言葉。胸に刻みたいものですね。

06.

恨みを抱くな。たいしたことでなければ、堂々と自分の方から謝ろう。アンドリュー・カーネギー

自分から謝ることのできる人は強い人だと思います。

強い人とはどんな人でしょうか、それは腕っ節が強かったり筋肉が大きい人のことを言うのでは無いと思います。

やはり強いと言うのは、心の器のことを言うのではないでしょうか。

あなたの心の器が広いならば、堂々とあなたから謝ることができます。

実るほど頭を垂れる稲穂かなという言葉が日本にはありますが、まさに人間として精神的に豊かになった人は謙虚になれるのです。

謙虚に素直に謝ることができる人を見かけたら、なんて精神的に強い人なんだと賞賛しましょう。

あなたがまだ、素直に謝ることができないなら、いつか堂々と自分から謝ることができるように強くなると決意しましょう。

07.

正しいことに直面して、それをせずにおく事は、勇気の欠如を示す。孔子

私たちは様々な道徳規範によって生きています。

さらに現代においては、様々な価値基準がその上に乗っかっています。

例えば、資本主義。お金を持つことが幸せにつながる。お金を持っている人が偉い。そんな価値観を無意識に抱いていないでしょうか?

価値観が氾濫すると、私たちはとるべき行動を見失ってしまいます。

まずは、自分が本当に価値のあると思う価値観を定めることが必要です。

それは仏教的価値観でもいいし、もちろんキリスト教的価値観でも良い、もしくは学校教育で習った道徳的観念でも構いません。

あなたが信じる価値観を確固たるものにしましょう。

あなたが信じる価値観が決まれば、とるべき正しい行動と言うのは自然と見えてきます。

あとは実行する勇気を持つだけです。

08.

意見を止むべからず、向後も今までのごとく、腹蔵なく、我が過ちをば、何時も申し聞せ候へ。黒田長政

筑前国福岡藩初代藩主であった黒田長政。

リーダーとして素晴らしいスタンスを持っていたことがわかる言葉ですね。

立場が上になると、どうしてもおごり高ぶってしまいます。

自分の意見が正しいと感じてしまい、他者からのアドバイスを聞くことができなくなります。

あなただけの問題ではありません、人間が普遍的に持つ問題です。

だからこそ部下からの言葉を聞くと言う事は、大変な苦痛が伴います。

しかし、そこから逃げてしまうと、組織は崩壊し、愛すべき国を失ってしまうかもしれません。

黒田長政はそのことを知恵によって理解し、だからこそ部下にもこのように明言したのでしょう。

現代においてもこの考え方は通用します。リーダーたる人は肝に銘じておきたい言葉ですね。

09.

愚者は自分が賢いと思っているが、賢者は自分が愚かであることを知っている。ウィリアム・シェイクスピア

ソクラテスの無知の知に通じる言葉ですね。まさに真理だと思います。

本当に大切なことに気づき始めると、自分という枠の狭さに気付かされます。

そして、人間の限界、人間の知性の限界を感じます。

そのような智慧が生まれれば、謙虚にならざるを得ません。

賢者とは、知識がたくさんある人のことをいうのではありません。

知識を行動に変え、自分と他者を幸福にすることが出来る人のことを言います。

そのことに気付けるように、毎日を生きましょう。

10.

人々にものを教えることができない。自分で気づく手助けができるだけだ。ガリレオ・ガリレイ

馬を水飲み場に連れて行くことはできても、馬に水を飲ませることはできない。

ということわざがあります。

人から強制されてやらされた事は、興味が生まれません。

そこに教育のジレンマがありますね。

教育者たる人は、人々にこれは面白いことなんだと紹介することぐらいしかできないのかもしれませんね。

トーマスエジソンを始め、独学で自分の境地を切り開いていった天才たちがいます。

彼らは、自分で興味を開拓し、追求していた人でした。

そうなれば彼らの一人旅。教育者はその旅の準備を手伝ってあげることしかできません。

親、教師、友人、兄弟。様々な立場から人を指導することが生まれると思いますが、この原則を覚えておきたいですね。

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